患者さんの夢や目標をコミュニケーションで膨らませる。
そのコツはなにか?
それはセラピスト自身が夢や目標を持つことです。
セラピスト自身が、
こういうリハビリを行いたい。
こういうセラピストになりたい。
こんな職場を作りたい。
そのような目標をもっていると、
患者さんの夢や目標を膨らませられるようになります。
例えば、あなたが、
意欲低下のある患者さんとのリハビリにおいて、
どうやったらこの方の夢や目標が引き出せるか?
と日々奮闘していたとします。
そんな時、ただ、
「困ったなー」
「こんなリハビリででいいのかなあ。。。」
とただ患者さんの問題点ばかりを見て不安になっているよりも、
「こんなとき自分はどんなセラピストでいたいだろうか?」
と自分の目標について考えてみるのはいかがでしょうか?
このような困った事例にであったときこそ、
まず自分自身はどんなセラピストでいたいのか?
理想の自分について考えるのです。
そう考えてみると、
「患者さんが後ろ向きでもそれにじっくり付き合っている自分でいたい。」
とか
「患者さんが意欲が低くても、そのことについて前向きに取り組めている自分でいたい。」
とか
「患者さんが抑うつ的でも、いろんなリソースを駆使して、患者さんを意欲的にしている自分でいたい。」
などなど。自分の理想のセラピスト像を考えられるかと思います。
そして、このように自分の理想が定まると、自然とじゃあどうすればよいのか?
という行動が定まります。
困った困ったと迷いと不安のなかにいるよりも、
まず自分はどうしたいのか?どうありたいのか?
理想を考えることで、次の一歩の行動が決まるのです。
今日の話がみなさんにとって何かのヒントになれば嬉しいです。
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