学生さんの実習指導などしていると、
文章が書けません。
そんな風に悩んでいる学生さんに出会うことがあります。
文章が書けないと思っている人に指導するとき、
いつも言うことは、
まずはなんでもいいから書き始めてみるといいよと、
指導します。
文章が書けない時って、何も書かずに、
何を書こうかなー?なんて書こうかなーと悩みながら、
パソコンや紙の前で手が止まっている場合が多いのです。
そして少し書いては「ちょっと違うかな?」と思って消し、
また書いては消し、、、
を繰り返しいっこうに文章にならない。
そういう場合が多いのです。
なので、あれはダメ。これはかけない。
など悩んで止まってしまう前に、まずはなんでもいいので書き始めてみると、
その書かれた自分の文字に触発されて、どんどん言葉が出てくる。
そういう体験ができるようになります。
自分の言葉に反応して、さらに言葉が出てくるようになる。
そういう体験です。
文章を直すのは、一通り文章を書き終えてから、
まとめて直せば良いのです。
書きながら直していると、なかなか書けるようになりません。
まずいったん書けるところまで、全部書いてみる。
それが、文章を書くコツではないかなと思います。
そして、同じことが話すことにもつながります。
自分の考えがうまく話せない。
と思う人もいます。
そういう人は話す前にこれから話そうとすることに対して、
こんなこと言っていいのかな?
これで正しいのかな?
など、色々考えてしまってなかなか言葉が出てこないのです。
まずなんでも言葉にして話してみると、
その言葉に反応して、さらに言葉が出てくるようになります。
これは文章を書く時と同じやり方だと思います。
うまくかけない人。うまく話せない人。
まずは思ったことを書いてみる。口にしてみる。
この事から始めてみてはいかがでしょうか?