やたらと指導的で、教えたがる先輩とのかかわり方。

相談内容

私の職場にやたらと、私に教えたがる、指導したがる先輩がいて、正直負担な時があるのですが、どう対応したら良いでしょうか?



その人は、「もっと○○療法を勉強したらどうかな」「もっと△△モデルを学んでみたらどうか
とやたら自分の好きな理論・手技を押し付けてきたり、
「○○さんは、まだまだ人の機能面ばかりを見るところがあって、もっと全体的な視野を身につけた方がいいね。もっと視野を広げた方がいいよ。」
などの、正直聴いていてしんどくなるアドバイスばかりをしてきます。

話し方はすごく穏やかなのですが、自分ももう臨床経験に出て4年も立ち、ある程度の仕事はわかってきたつもりです。

あまりにも押し付けがましかったり、まるで自分のことを何もわかっていない学生かのように扱ってくるので、正直しんいです。

 

 

 

 

回答

「教えたがる先輩!」なるほど、確かにしんどいですね。


教えてくれない先輩も困るのですが、まるで実習のスーパーバイザーのように、いつまでたっても、教えたがる先輩というのも、付き合い方が難しいものです。



このリハビリ業界、結構こういう方はいるのではないでしょうか??




私にとっても耳が痛い話で、自分もそういう先輩になっていないか、気をつけないといけないなと思いながら、こちらの相談を読ませていただきました。

さて、今回は後輩の立場から、こういう先輩とどのように付き合ったら良いのかという話です。

まずは、こういう先輩の場合非常にありがちなことは、
この先輩自身がなぜそこまであなたに教えたがるのか?

それは、「ただ後輩に、教えたいという単純な感情ではない。」ということの理解が必要です。


教えるという事は、もちろん、教育という良い面もある一方で、「支配」というネガティブな一面も持つ行為です。


誰かに教える事は、知識技術を伝えるだけでなく、必ずその教える人が、尊敬や、敬意を称されるという要素があるのです。


そのように考えますと、その先輩は何かあなたに対して影響力を発揮したい。

悪くいえば、支配したいという感情を持っているわけです。



では、何故支配したいのか?

多くの場合、この先輩自身が自分に自信を持てないからと考えられます。


こういうケースの場合、その先輩と同期または、同じような経験年数のセラピストが他にもいて、
「その人たちと比べて、自分の方が凄い思われたい。」
「他のセラピストと比べられて、なめられたくない。」
そのような感情を持っている事が多いのです。


自信が持てないからこそ、後輩に尊敬されること、慕われることを
自分が自信を持つための指標としているのです。


ですので、関わり方のコツとしては、まずは先輩のこのような感情を察知して、広い心で接する事です。


そして、「さすがですね。先輩!」
「先輩、勉強になります。」
などのフィードバックを、所々あなたの方から先輩にして上げると良いかと思います。


そのように先輩の自尊心を高めるような言葉かけをしていくと、自然とその先輩ともいい関係が作れるようになってきます。



このようにいいますと、
「そんな風に先輩の事を持ち上げたら、さらにエスカレートしそうで怖い。」
「調子に乗ってますます話しが長くなって怖い。」
そんな風に、心配に思う方も多いかも知れません。


しかし、実際は逆のケースが多いのです。

そうやって先輩を褒めたりした方が、必要以上なフィードバックを、してくることは少なくなります。

特にあなたへの
「まだまだだ」
とか
「もっと勉強しろ」
などの発言は少なくなります。


それに、まずは形だけでも、先輩を褒めるという事をやっていると、
なるほどなあと思える部分も出てきて勉強になることもあると思います。


先輩も、まったくもって的外れな事をいう事も、ないと思うので、
自分が先輩の意見をそのまま取り入れるかかどうかは別として、


まずは一意見として、
「なるほど勉強になります。そういう意見もあるのですね」
というスタンスで聴いておけば良いのです。



というわけで、
教えたがる先輩には、

まず広い心でその人接する。
よく褒める。
「さすがですね。」
「勉強になります。」
などの発言を取り入れる。
こんな感じかなと思います。




私のアドバイスもただの一意見として、軽く捉えていただけたらなと思います。

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