先輩に意見をする時のコミュニケーションのコツ

ご相談内容

コミュニケーションで困っていることについてです。


私の勤務地は、一つの法人で、病棟、通所、訪問などのいくつか部署があり、その中で人事異動しながら動いています。

今の私の部署では、現在リハスタッフが4人で業務を行っています。

人事異動の関係で三年目になった自分はまだ異動してきて1年経っていませんが今の部署での配属は2番目に長くなります。

しかし、あとから配属の方は経験年数は先輩にあたります。


業務の伝達なども行っているのですが、
先輩方は業務の効率化を図るようにするシステム、新しい事柄を導入する業務へ視点が向いている傾向にあります。


効率化などできればとてもいいことであることは自分も感じています。

この部署の業務の流れを一通り伝えた上で全体的にみて業務の効率のシステムを考えて頂けるとより導入しやすいシステムができるのではないか個人的に考えています。


先輩などに対して失礼の無いように意見や情報の伝え方のアドバイスを頂けたらと思います。
ご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

 

 

 

回答

ご相談ありがとうございます。


職場において、
先輩に後輩が業務を教える。
自分の方が経験年数は下だけど、今の部署では自分の方が長い。
年上だけど後輩。
このような状況は、結構あるものです。


結構コミュニケーションの取り方に気を使う状況ではないでしょうか。



そして、今回の相談の場合
後からきた先輩が、業務改善を考えて、いろいろ提案をしていて、


それについて、後輩である質問者さんが、応えていく状況なのかなと思います。


質問者さんの方が業務についてよく知っていますので、先輩からの提案について、
業務の流れなど考えると現実的には難しかったり、
逆に非効率と思えることもあり、
提案に賛成できないこともあるのではないでしょうか?
こういう時、どのようにその意図を伝えるか?
失礼が無いように、建設的に話せるように、
と考えると、
少し悩んでしまうかもしれませんね。




そういう時に、
「先輩それはできません」
「先輩それ意味ないっすよ!」
とかはっきりと反対意見を言ってしまうのは、確かに失礼にあたりそうてですね。



ここまで露骨な言い方をしなくても、

やはり先輩の意見に反対することになるわけですから、コミュニケーション力が問われる場面です。



こういう時に、建設的に話を進めていくには、
「私も、業務を効率的にしたいと思っています。」
というメッセージを常に伝え続ける事です。


このメッセージを伝え続けることを意識して、常に先輩と同じ気持ちでいるんですよ。ということを伝えていく訳です。


特に先輩の提案に、賛同できない時に、
いきなり頭ごなしに、「いやそれは無理なんです。。。○○○○っていう理由がありまして、、、、」などとできない理由を説明するのではなく、


「それは、面白そうですね!それが出来たら○○○○になりそうですね!」と一度提案に乗ってみると良いです。


そして、その後、
「しかし、△△△△っていう事情も、あるんですけど、これどうしましょう?」と、返して行きます。

このことで、あなたが先輩の意見に反対しているというより、

二人で抱えている課題があるというように話を持っていくと、お互いの協力関係を作ることができます。




ポイントは
「昔からいる体制を変えられない職員」と
「新しく来た革新的な職員」という対立構造を作らないという事です。




そこにさらに、先輩、後輩の関係が入ってきたら、ますます人間関係が複雑になります。


対立構造を作らずに、
業務改善のために一緒に壁を乗り越えようとしている仲間という協力関係を作る意識をすることです。

その、関係を意識しつつ今の現状の課題や、その提案を受け入れられない理由を伝えて行くということです。


このことで、先輩ともいい関係を作りつつ、無理の無いやり方で、業務改善を進めて行くことができます。




ここで大切なコミュニケーションスキルとしては、私がよくセミナーでお伝えしているNLPのコミュニケーションスキルが非常によく使えます。


それは、「問題」と「望ましい状態」を区別して話を聞くという事です。


先輩の業務改善の提案について、
「できない理由」はとりあえずおいておきます。
そして、まずは、それができたら、どんなに仕事が楽になるか?


どんなに患者さんのためになるか?

どんなに職場が活気付くか?

というような、望ましい状態について十分に話をしていきます。


そして、その後
だけど、それを今できない理由。それを止めてしまう理由について、よく話をしていくというコミュニケーションのやり方です。


「○○になるといいなあ、、、、でもね。。。」
「△△ができるといいなな、、、でも××だからできないな」


このような「望ましい状態」と「問題」を一緒に考えたり、話したりするのではなく、
まずは、十分に望ましい状態について、聞いて、その先輩の提案通りに行ったらどんな良いことがあるだろう?


そういう観点で十分に話を膨らませてから、
十分に話でモチベーションが上がったあとに、
もし、検討事項があるなら、そのことを伝える。


このようなコミュニケーションが取れれば、先輩は、例え提案は通りにならなかったとしても、「自分の気持ちは受け入れてもらえた。」
という気持ちになるものです。


これが、先輩の意見に賛成できない時の良いコミュニケーションのコツです。


このブログを何かの参考にしていただ先輩と良い関係を作りつつ、
いい職場を作っていただけたらなと思います。


この度は、ご相談ありがとうございました。

次回セミナー情報

講師プロフィール

メルマガ登録

ブログ:精神科OTが伝えるリハビリ職のためのNLPコミュニケーション術

リハビリ現場での困りごと

facebookページ

リハビリコミュニケーション研究所podcast

スゴ腕セラピストpodcast